「治験に参加すると、どれくらい時間を取られるの?」「予定の中にどう組み込めばいい?」――参加を検討される方が気になるポイントのひとつが、拘束時間です。本コラムでは、入院型・通院型それぞれの一般的な時間配分について、福岡・熊本エリアでご紹介してきた案件をもとに整理します。
なお治験は「アルバイト」ではなく、医薬品開発への**ご協力(ボランティア)です。お支払いされるのは「給与」ではなく、通院・入院などの負担を軽くするための協力費(治験負担軽減費)**となります。
入院型の拘束時間
入院型は、医療機関に宿泊しながら投薬・検査を行うタイプの案件です。
一般的な入院日数
- 短期:1泊2日〜2泊3日
- 中期:3泊4日〜4泊5日
- 長期:1週間〜2週間以上
健康成人を対象とした第I相試験では、2泊3日〜4泊5日が比較的多く見られます。詳しくは入院型治験の1日もご参考ください。
入院中の1日のスケジュール例
06:30 起床・バイタル測定(体温・血圧)
07:00 採血
07:30 朝食
08:00 服薬(試験薬投与)
09:00 採血・心電図
11:00 自由時間(読書・スマホ・PC)
12:00 昼食
13:00 採血
15:00 自由時間
18:00 夕食
20:00 バイタル測定
22:00 消灯
採血や検査のタイミング以外は、原則として自由時間です。Wi-Fi完備の医療機関も多く、読書・動画視聴・リモートワークなどに活用できます。
通院型の拘束時間
通院型は、自宅から医療機関に通いながら参加するタイプの案件です。
通院頻度のパターン
- 月1回程度:長期の経過観察を伴う案件
- 2週間に1回:標準的な通院ペース
- 週1回:投薬期間中など集中的な通院
1回の通院時間
1回あたりの拘束時間は2〜5時間程度が一般的です。
09:00 来院・受付
09:30 バイタル測定
10:00 採血・尿検査
10:30 問診・服薬指導
11:00 経過観察(必要に応じて)
12:00 終了・帰宅
検査内容によっては、午前から夕方までかかるケースもあります。
拘束時間を考えるときのポイント
参加を検討される際は、以下の点を確認しておくと安心です。
- 総拘束時間(入院日数+通院回数×1回の所要時間)
- 拘束日が平日か週末か
- 休薬期間中の追加来院があるか
- 試験終了後のフォローアップ通院があるか
入院型と通院型の違いについては、通院型と入院型の比較もご覧ください。
スケジュールが合わない場合は無理に参加しない
「予定が合うか微妙だけど、頑張って調整すれば…」と無理にご参加されると、途中で離脱せざるを得ない事態にもつながります。参加者ご自身の生活リズムを崩さない範囲で検討することが大切です。
まずは情報を見てみるところから
「どの案件が自分の予定と合うか相談したい」という方もお気軽にご連絡ください。
九州治験案内センターでは、九州エリアで実施されている治験・モニター情報をInstagramでまとめてお届けしています。Instagramの@fukuoka_chiken_infoからDMでお気軽にご質問ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 入院中、外出はできますか? A. 原則として外出はできません。試験データの一貫性を保つためです。
Q. 通院型で予定が合わない日があった場合は? A. 事前に医療機関と相談すれば、別日に振り替えられる場合があります。当日キャンセルは避けてください。
Q. 仕事をしながら参加できますか? A. 通院型や週末利用の入院型であれば両立しやすい案件もあります。
Q. 入院中、仕事や勉強はできますか? A. 採血・検査時以外は自由時間が多く、PCや書籍の持ち込みが可能な医療機関が大半です。
Q. 福岡市・熊本市以外からの参加はどうしていますか? A. 遠方の方は前泊での参加や、交通費に関するご案内も含めて相談される方が多いです。
